2009.10.11                       K2Couple No.0247

恵那山
えなさん (岐阜県・長野県)
2,191m クリックで拡大
神坂峠から紅葉の稜線アップダウン

コース最大標高差 : 855
コース累積標高差(+) : 1,335
コース累積標高差(-) : 1,335
コース距離 : 11.8 km
行動時間 : 8'55"
               * 距離と累積標高差はKASHMIR 3Dによる概算値です
               * 距離は地図上のもので、実際の登山道の長さではありません
 でっかい恵那山
    17:15 = 藤岡IC = 更埴JC = 19:10梓川SA(S)19:45 = 中津川IC = 22:20神坂峠追分登山口p
    追分登山口p 6:10 - 6:40鳥越峠6:50 - 7:45大判山(L1)8:00 - 8:50天狗ノ頭9:00 - 10:15前宮ルート分岐 - 10:40避難小屋 - 10:50恵那山 -
    11:00避難小屋(L2)11:35 - 11:55前宮分岐 - 12:50天狗ノ頭13:10 - 13:45大判山13:55 - 14:40鳥越峠
- 15:05追分登山口p
  
  
追分登山口p15:10 = 15:20神坂峠15:30 = 中津川IC = 更埴JC = 藤岡IC = 20:50

  (前略)恵那山は元は胞山(えなさん)で、イザナギ・イザナミの二神が天照大神をお生みになった時、その胞をこの山頂に納めたので、その山名ができ
  たと言われている。そんな昔から伝えられているのも、この山が平野からよく見えたからだろう。名古屋から見え、津市に住む私の友人の家からも見え
  た。そのあたりから望むと、頂上の稜線が長く、ちょうど舟を伏せた形に見えるので、舟覆山と呼ばれている。東海道から分かれて中仙道へ入り、木曽
  路にかかろうとする所に、関所のように立っているのが恵那山である。大昔は中山道は恵那山のすぐ東北に当たる神坂峠を越えて伊那谷へ出た。神坂
  という名は日本武尊が東征の帰り通過したからだと伝えられている。事実、万葉集にも千早ぶる神のみさか」という歌が載っている。この御坂は和銅年
  間には主要道路であったのだが、南北朝分裂の争乱の頃から、この道は廃れて、今の木曽路が中仙道として選ばれるようになった。だから昔の神坂の
  旅人は倦くほど恵那山を眺めながら通った。有名になったのも当然だろう。

                                                                                                深田久弥 『日本百名山』 より抜粋

  兼ねてから紅葉の時期に行こうと決めていた恵那山、駄目元でおいちゃんに誘いをかけると乗ってきた
  中央アルプス最南端の極めて地味な秀峰、深田百名山。
  私の希望の最短コース広河原ではなく、神坂峠(みさかとうげ)コースならいいよという交換条件付きです。
  アプローチは恵那山トンネルの向こうの中津川ICなので遠いし、コースも長いし ・・・ 何でこうなるの?

  おいちゃんの仕事が終るのを待って、夕方5時過ぎに出発します。
  梓川SAで食事休憩をして、広島の行き帰りに何度も通る懐かしい恵那山トンネルを抜けて中津川ICで降りる。
  真っ暗な心細い山道を突き進み、神坂峠をめざします。
  久しぶりに眺める満天の星です
  強清水、大檜の駐車場を過ぎ、追分の登山口に停める。(←ここに停めたのは魔が差したとしか言いようがありません)
  車中泊も久しぶり、今年初めてです。


5時過ぎに眠りから醒める。
峠をめざす車のライトとエンジン音が目覚まし時計の替わりです。

3台分のスペースしかない場所に仲間はいません。
変だなと思いながら、淋しく追分登山口から登る。

 神坂峠、追分登山口

展望もなく岩ゴロの歩き辛い道です。
朝露で道も登山道沿いの笹も濡れているし、おまけに岩は苔生しているので滑ります。

これは非常時のエスケープルートじゃないか?
だんだん後悔の念が湧き上がってくる。

 鳥越峠に直登する

鳥越峠に着くと神坂峠から一山越えて単独がやってきた。
神坂峠で日の出を拝んで、千両山からの展望も最高だったとのこと。
富士山もバッチリ ・・・ それに ・・・
うぅっ止めて!!もうそれ以上言わないで。

神坂峠から千両山を越えて来ても30分と変わらないらしいし。
しまった、コース取りに失敗したと思っても後の祭り。
聞かなきゃ良かったよ。

 鳥越峠

おいちゃんのテンションっぱなし。
だって、充分な下調べの余裕もなく来ちゃったんだからしょうがないよ。

気を取り直して山頂をめざしましょう。
台風18号がこの辺を通ったので紅葉を心配しましたが、葉っぱが付いてた。
まだ楽しめるけど、ピークは先週だったみたい。

 木の間から恵那山が見える

山腹を捲いてしばらく行くと、姥ナギという崩壊地に出る。
かなり崩壊が進んでいます。

登山道は崩壊地ギリギリに付けられているが、怖さはない。

 姥ナギ崩壊地の上を行く

前方の大判山は紅葉が奇麗です。

真後ろには中央アルプス、右には御嶽山や乗鞍岳、穂高岳が見えている。
南アルプスも見えてきて楽しくなります。
完璧ピーカン。

それなのに、おいちゃんはまだ
結構引きずる人なんです。

 大判山に向かうはらっぱさん

 左から御嶽山、乗鞍岳、穂高連峰 (大判山より展望)

 大判山から中央アルプス            ▲ え~遠いよ

二つ目のピーク大判山の山頂は小広い。
正面には大きな恵那山がどっしりと構えていました。

遠いな~、あそこまで登るの?と思わず言ってしまいました。
広河原コースの未練を引きずっているはらっぱです。


 大判山から南アルプス

ここから下って次のピーク1820をめざしまず。
P1820と天狗ノ頭は双耳峰になっている。
結構歩き辛いです。

 また下るんかい

恵那山・富士見台縦走路って書いた看板がある。

尾根通しの道で展望抜群だけど、やけにアップダウンがあって帰りが思いやられるな。

 青空に映える

                       立ち枯れの木のオブジェと紅葉
                                ▲ 天狗ナギの一部

ここで再び崩壊地の淵に出ます。
天狗ナギと呼ばれるところです。
登山道が崩落し危険な場所だったらしいが、今は笹原の中に迂回路ができている。

またまた登り返して、明るい天狗ノ頭に辿り着きます。
紅葉も奇麗だし、恵那山のビューポイントです。
ずっと狭い尾根でしたが、ここはちょっと広くなっている。

 天狗ノ頭で休憩
 天狗ノ頭を振り返る         ▲ 天狗ノ頭を下って森に入る

天狗ノ頭を下って道は森へ入って行く。
いつの間にか笹原は消え、苔生した原生林です。

最後の急登に汗を絞られます。
石や岩がごろごろした歩きにくい斜面を登って行く。
空気はヒンヤリしている。

 頂稜直下の岩ゴロ急登

ようやく前宮コースの分岐です。
ヤッタ~と思ったら山頂まで40分の標識、うっそ~。
まだそんなにあるの?
元気なK2隊はそのまま山頂をめざします。

すぐに二乃宮がありました。
一乃宮(前宮)は分岐から前宮コースを下った所にあるんだってさ。

 前宮分岐

そして三乃宮が登場、ここが恵那山の最高点らしい。
南から山頂をめざすと三乃宮まで来る人は少ないそうです。
北アルプスが見え、頂稜上では一番展望の良い場所でしたよ。
御嶽、乗鞍、穂高が綺麗に見えます。

稜線に点在する神社(祠)は2006年に新築されたらしく、みんな綺麗でした。
全部で七つあるようです。

 三乃宮(恵那山最高点)

歩きやすい平坦な道を行きます。
潅木が覆いかぶさっている場所が多く、顔を引っかきながら進む。

 恵那山頂稜上の平坦な道
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更に進むと四乃宮があり、そのすぐ先が避難小屋です。
ここは各登山道から人が集まり、大勢の人が食事をしたりして寛いでいます。
小屋裏の岩場は、展望を楽しむ人が鈴なりです。

取り敢えずザックを置いて、三角点のある山頂広場に行って来よう。
広河原ルートに進みます。
トイレのところから、黒井沢ルートも分岐しています。

 展望を楽しむ人たち

 避難小屋周辺

ひと登りで五乃宮、六乃宮があり、ここにも大勢の人が休憩しています。
ちょっと先には剣神社本社、ここで二人分のお賽銭を上げる。
無事登頂のお礼と、無事に帰れるようお願いしました

関西なまりの人が多いみたい。
そういや中津川ICは名古屋から70キロと表示されて、完全に名古屋圏。
帰りに見かけた車は名古屋No尾張Noが多かった。

 剣神社本社
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はい、三角点のある広場に着きました。
最高点ではないけれど、一応山頂と言う訳でして。

周りを木に囲まれていて展望は効きません。
ちょっと感動とは程遠い山頂ですよね。

広場には櫓が組んであります。
いかにも展望台の風情ですが、上がっても何も見えないらしい。

 三角点のある広場(通称恵那山山頂)

証拠写真だけ撮って引き返しますね。
みんなここで写真撮るみたいだし(^^

避難小屋に戻って、ランチにします。
予定より1時間遅れだけど、誤差の範囲内です。

さて帰りますよ。
帰りがけに岩に登って一回り展望します。

 はい、お疲れさん

相変わらず青空ですが、南アや乗鞍には雲が湧いて隠れてきました。
目の前の紅葉や恵那山斜面の紅葉を見たり。
山頂を振り返ってみたり。
山の斜面は赤黄緑の混ぜ御飯風色合いでした。

これから魔のアップダウン(オーバーですがね)の稜線を戻ります。
写真を撮りながら、おしゃべりしながらのダラダラ帰り ・・・ けっこう楽しい。

*帰りの写真は説明なしです(^^;

 紅葉を楽しみながら帰る

 
 
 
 
 帰りと言えども登ったり下ったり

車に戻ってから、神坂峠がどんな所か気になり確認に行きました。
うまく言えないけど、想像とは全く違っていた。
車は溢れるほどいっぱい、マイクロバスも2台あり賑わっていました。

中津川温泉「クアハウス湯舟沢」に寄ってみましたが、駐車場が満車で入れず。
帰りの時間も5時間は見なくちゃならないので、温泉は諦めて帰ります。

中央道、長野自動車道は順調に走れたのですが、上信越道では軽井沢から交通集中の渋滞で、往きより時間がかかってしまいました。
渋滞付き千円高速も国民的議論が必要でしょう(^^

 神坂峠


  この地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図を使用したものである

   恵那山の場所         

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