2011.04.29                       K2Couple No.0315

剣山
つるぎさん (徳島県)
1,955m
        剣山 1955m 次郎笈 1929m
奥深き山に生きる人々の逞しさ 

コース最大標高差 : 560
コース累積標高差(+) : 885
コース累積標高差(−) : 885
コース距離 : 9.5 km
行動時間 : 5'15"

               * 距離と最大標高差・累積標高差は GARMIN GPS data です

 次郎笈から剣山

  15:00 = 藤岡IC = 16:20更埴JCT = 17:20岡谷JCT = 18:55小牧JCT = 19:25養老SA(S)20:10 = 21:15吹田JCT = 22:15淡河PA(車中泊) 4:00 =
  5:20鳴門西PA(BF)5:50 = 美馬IC = 7:40見ノ越p

  見ノ越p7:55 - 8:45登山リフト西島駅 - 9:05刀掛の松(引返す)9:25 - 9:45頂上ヒュッテ - 9:50剣山9:55 - 10:10大剣神社分岐- 10:25三嶺分岐 -
  10:50
次郎笈(L)11:25 - 11:45大剣神社分岐 - 11:55二度見展望所 - 12:05御神水・大剣神社12:15 - 12:35西島駅 - 13:10見ノ越p
  
見ノ越p13:20 = 13:45奥祖谷二重かすら橋14:20 = 14:30かかし村14:40 = 15:35西祖谷秘境の湯16:30 = 新宮IC = 18:05入野PA(荷物整理)18:30 =
  18:50石鎚SA(S)19:25 = 川内IC = 21:10石鎚スカイライン専用p(車中泊)


  祖谷渓温泉ホテル 秘境の湯 (¥900 JAFcard)

  四国という不整長方形の二つの核心、西の石鎚山が山骨稜々として厳父的なのに対し、東の剣山は豊かなふくらみを持って慈母的である。しかも双方とも
  古くから住民に尊崇され、歴史と伝統が山に沁みこんでいる。石鎚は1981米、剣は1955米、僅かの差で拮抗しているところも面白い。高山の少ない西日本
  で、二千米に近い標高は尊重するに足る。いずれの点からしても、この二つは名山である。(中略)剣山の頂上は、森林帯を辛うじて抜いた草地で、その広
  々とした原は、昼寝を誘われるようなのんびりした気持ちのいい所であった。すぐ真向かいには、こちらより僅かに低いジロウギュウが中々立派であり、北方
  には幾重も山を越えて瀬戸内海の方が見渡せた。殆んど平野らしいものは見えないから、逆に人里から剣山を仰ぐことは出来ないのであろう。それほど奥
  深い山と言える。

                                                                                                深田久弥 『日本百名山』 より抜粋
  


五月連休は九州の山へ行きたいと、1年前から話していたのです。
しかし霧島は新燃岳の噴火で韓国岳の登山が禁止されているみたいなので、南九州の2山を四国の2山に変更。

それに5/1が雨の予報だし、石鎚から下山後九州に渡る日程がちょっとハードなので、計画を組み直して5/1は予備日とし、出発を半日早くした。

ということで、28日午後3時出発。

 中央道から南アルプス

長野県の高速道路からの景色は、桜やミツバツツジ、山藤、山吹など花盛り、それに山裾の新緑も真っ盛りなので長い車旅も苦になりません。
中央道に入ると、南アルプスが夕日に輝き美しい。

恵那山トンネルを抜けたあとは日没ショーを見ながら走り、愛知県に入る頃には夕闇が迫っておりました。

養老SAに寄って、ソースカツ定食でスタミナを付けよう。
中国道から山陽道に入り、最初の淡河PAで仮眠をとります。
コンビニもあったので、明日のお昼のを仕入れる。

 日没のシルエット


翌29日、AM4時に出発です。
いざ、四国へ。

明石海峡大橋は、まだ深い眠りの中にあります。
本当はここで夜明けを迎えたかった。
渡った淡路SAから、海の向こうの神戸明石方面を眺めます。

 明石海峡ほの暗く

流石に淡路島はでっかい。
白々と夜が明ける中、走っても走っても淡路島でした(^^;
ここは、山陽道から分岐して、神戸淡路鳴門自動車道。

次は大鳴門橋を渡ります。
すっかり明るくなっていたので、綺麗に見えました。
道路はガラガラ。
半日早めたおかげで、中央道・名神とも渋滞には遭わなかった。

 大鳴門橋

高松道の鳴門西PAで、卵スープを作って温まる。
養老SAで買ってきた「焼鯖すし」と「あなご寿し」で朝食です。

「焼鯖すし」の方が高かったのに、「あなご寿し」に軍配が上がった。
あくまでも、私たちの好みですけどね。

 食べくらべ

高松道から徳島道に乗り換えて、登山口の見ノ越をめざします。

左前方に雲の掛かった高い山が見えてきました。
雲の掛かった山と山の間の奥に三角形の綺麗な山が見えた
登ってから分かったのですが、それは次郎笈(じろうぎゅう)だった。

 快晴

美馬ICを降りて見ノ越までは車1台分の細いクネクネ道を登って行きます。
恐るべしR438。
山奥の民家の間を縫って走る窮屈な道でした。
急斜面に建つ集落だから、道を広げることも出来ないのだ。

そんな道にも、ミツバツツジが咲いていたり滝があったりしてホッとしますよ。
山の中も激狭なので、夜は気味が悪い道ですね。

 ずっとこんな感じです

いきなり目の前にデ〜ンと剣山が現れ、駐車場に着きました。
五月連休のわりに車が少なく、二階建て駐車場の下に余裕で駐車です。

立体駐車場の奥が、観光登山リフト乗り場になっていました。

 見ノ越駐車場

リフト下のトイレを借りて、いよいよ剣山ですよ。

他にも数人の登山者がいましたが、リフトが動くまで待っている様子。
のんびり雑談などしています。

私達は最初からリフトに乗るつもりはなかったので、即歩き出します。
どちらが先に着くのでしょう?

 お店を抜けて剱神社へ

まずは剱神社にお参りして登山道に入ります。
すぐに駐車場を見下ろす場所に出ました。

歩きやすい道ですね。
リフトと交差するところは、物が落ちてこないように仮設トンネルを潜ります。
人間が落ちてきたら、天井が抜けるかもしれません(^^;

 リフトの下を潜る
 イワイワもあります      何処の山かは知らないけれど松と山

↑の写真の山は三嶺だそうです(広島のTさんから教えて頂きました)    

45分でリフト終点(西島駅)に着きました。
リフトは動いていますが、乗っている人は見えません。
下でリフト待ちしていた人たちは、もう先に行っちゃったのかな?

西島駅の横を通り抜けて左の尾根道から登り、剣山から次郎笈をピストンして大剱神社経由で右の鳥居のところに帰って来る予定です。

風が気持ちいいですね。
最初は石段を登ります。

 リフト終点、西島駅に着いた

尾根の左後方には山並みが広がり、徳島から来る細い国道が中腹にクネクネと続いているのが見えます。
低い笹なので、好展望です。

「刀掛けの松」に着きました。
下に鎖場のコースがあるようですが、通行禁止のロープが張ってあります。
若いカップルさんに続いて私達も偵察に行きましたが、すぐに登山道が雪で閉ざされしかも下降気味の急斜面なので諦めて引き返します。

 刀掛けの松 (枝折神社)
 ロープをまたぐはらっぱ        ▲ 剣山の北側斜面なので残雪あり

刀掛けの分岐に戻り、素直に山頂をめざしましょう。
たまに雪が出てきますが、全く問題ありません。

そして頂上ヒュッテに出ました。
手前には剱山本宮が岩の下に建っていました。

何人か休憩している人がいましたが、買い物をしない私達はスルーです。
ヒュッテと本宮の間の石段を登り山頂へ。

 剱山本宮宝蔵石神社

剣の謂れの大岩には、しめ縄がありました。
ここから石段は木道に変わり、山頂まで綺麗に整備されています。

この辺一帯を平家の馬場と言うのかな。

 山頂へ急ぐおいちゃん
 剣山頂全景 (右の青屋根は頂上ヒュッテ別館雲海荘)

山頂のベンチには霜が付いて、白くなっています。
風が強いので、皆さん写真を撮ってすぐに引き返して行かれますね。

ベンチに腰掛けてみる。
次郎笈って優しそうな感じの山だね。
剣山とは不釣合いと言うか、剣山もその名に反してのっぺりした山です。

 山頂で一休み

三角点はしめ縄で囲っているので、タッチできません(^^;
おまけに、大きくロープで入れないようにしてあるし ・・・
何なんこれ

私達は予定通り、目の前の次郎笈をめざしますね。
次郎笈の方がカッコいいし。

 山頂を祀っていて  ▲ 中央に三角点

剣山が太郎笈で、二つの山は兄弟峰のようですね。
笹原の続く稜線は、それはそれは気持ちが良く最高でした。
渡る風も四国の風だし。

振り返れば、剣山も次郎笈側から見た方が綺麗な形で品がある。

 次郎笈に向かってしばらくは階段

 大剱神社へ戻る分岐 (剣山を振り返る)              ▲ あらよっと
                             ▲ 次郎笈に向かう稜線で
 次郎笈へ            ▲ 三嶺への分岐
                                ▲ 次郎笈側から見た剣山

次郎笈からの360度のパノラマは素晴らしいものでした。

もう少し先まで足を延ばしてのんびりしよう。
人のいないところまで。

 次郎笈の頂上で

次郎笈から剣山の山容も充分堪能したし、思い残すことなく退散。
帰りは剣山を巻いて大剱神社に寄って帰ります。

捲き道から次郎笈を見納める二度見展望台があった。

 二度見展望台から次郎笈

「名水百選御神水」に立ち寄る。
水の流れはなく、溜まった湧き水をすくう柄杓があった。

その上が大剱神社になっている。
「現世最高の良縁を結ぶ」 ・・・ と書いてあったけど。

ここから明日登る予定の石鎚山が薄っすらと見えました。
正直に言うと ・・・
傍にいた若い男性が女性に説明しているのを小耳に挟んだ訳よ。

 奇岩(御塔石)そそり立ち
 名水百選 「御神水」              ▲ 大剱神社

西島駅に戻ってきました。
リフトから下も歩きやすい道だったので、帰りも歩きです。

剱山神社にお礼参りをして、やっぱりソフトクリームを買ってしまいます。
ソフトクリームを舐めながら、次の目的地に向かいますね。
祖谷のかずら橋です。

 おつかれさま (リフト西島駅)
 やっぱり寄るよね             ▲ あんたも舐めれば

またまた狭いクネクネ道を、ライトを点けて下って行きます。
悪名高い与作街道(R439)です。
だんだん慣れっこになってきました。

蛇が蛙を飲んだみたいに、突然広くなって車が沢山停まっている。
看板を見ると『奥祖谷二重かずら橋』とあり、バスも二台やってきました。
西祖谷かずら橋に行く予定でしたけど、つられて寄り道しますね。
かずら橋ならどこでもいいし。

 かずら橋へGO

男橋と女橋があるので二重なんだとか。
壊れやすいのが男橋で、びくともしないのが女橋かな。(おいちゃんの言)

男橋は団体さんで渋滞していたので、女橋を渡り「野猿」に乗って遊ぶ。
再び女橋を渡って遊歩道を歩き、男橋を揺すって遊んできました。
渡り終わったところに、『揺らさないで下さい』と書いてあった(^^;

近くには滝もあり、紅葉の時季も賑わいそうです。

 ぎっしり乗っている男橋

かずら橋から再び細い道をビクビク飛ばして行くと ・・・
大勢の人がたむろしてるけど何してんの?
ん? 案山子じゃん

可愛いおばあちゃんやひょうきんな案山子に急停車です。

 バスが来ても乗らない人たち

心和む案山子の里でした。
本当の生きてる人間も混ざってるので、心臓が止まるほど驚いちゃうぞ。
家の中には、結婚式を挙げているカップルまでいますよ。

早速、整いました。

  『 過疎の村 案山子も人も 一人前 』
  『 山桜 案山子と共に 愛でる春 』
  『 大家族 おばあちゃんだけ 働き手 』 ....... by あた

 フルフェースヘルのチャリ兄ちゃん
 
 

それにしても、こんな山奥に住んでる人がおられるのが驚きでした。
深い谷間の山の上に、民家が張り付いて生活しています。
平家の落人が自然に溶け込んで隠れ住んだのでしょうか。

おいちゃんには住めないね。
酔っ払ったら、谷底まで転がり落ちてしまいそうな場所だもの。

 斜めの土地に住む

祖谷秘境の湯で汗を流して、石鎚スカイラインをめざします。
晩御飯は、松山道の石鎚山SAで食べたシラスご飯定食が最高に美味。

ナビを頼りに河内ICで下りて、またまた細い山道に入り込んでしまった。
峠に差し掛かったところでウリ坊に遭遇したが、彼のあせっている顔が可笑しく目に焼きついて忘れられません。
遠回りではあるが、松山ICまで行きR33を南下するのが正解だった。

久万高原からの道に出て、ようやく道らしくなります。
石鎚スカイラインの専用駐車場に着いたら、夜9時を廻っていた。
先客一台のみ。

 松山道も陽が落ちて ・・・

  剣山の場所
  この地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図を使用したものである

                        

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