2011.05.02                       K2Couple No.0317

阿蘇山
あそさん (愛媛県)
1,592m
        高岳 1592m 中岳 1506m
世界有数のカルデラ火山も黄砂に降参 

コース最大標高差 : 690
コース累積標高差(+) : 915
コース累積標高差(−) : 915
コース距離 : 8.4 km
行動時間 : 6'15"

               * 距離と最大標高差・累積標高差は GARMIN GPS data です

 噴煙白き中岳をめざして

  道の駅すごう 5:30 = 6:10阿蘇仙酔峡p
  
仙酔峡p(BF) 6:45 - 9:10稜線 - 9:20高岳9:25 - 9:45中岳9:55 - 10:35月見小屋10:40 - 11:00高岳東峰・天狗ノ舞台(L)11:20 -
  11:35仙酔尾根下降点 - 13:00仙酔峡p
  
仙酔峡p14:00 = 14:15かんぽの宿「阿蘇」15:00 = 16:30高千穂峡17:05 = 18:15祖母山北谷登山口p(車中泊)


  仙酔峡温泉 かんぽの宿 阿蘇 (¥450)

  なるほどこれは大きい、とつくづく思ったのは、九重山の上から、祖母山の上から、眺めた時であった。阿蘇より高いそれらの山から陥没火山を覗き込む事
  が出来た。その中央に立っている所謂阿蘇五岳も数えることが出来た。しかし私がさらに驚いたのは、そのカルデラよりも、環をなした外輪山の外側に拡が
  る裾野の大きさであった。それは九重や祖母の下まで来ていた。波野原と呼ばれているが、波野とはうまい言葉である。(中略)阿蘇の溶岩の拡がりは、鹿
  児島県を除く九州六県に及ぶと言われる。分離していた大昔の九州を新しい陸地に形成したのは、阿蘇の爆発の結果だという。そういう夢のような話はとも
  かく、現在私たちの眼に裾野と映じる部分だけでも、その広大さは富士裾野も遠く及ばない。もし阿蘇山の範囲にこの拡がりも含めるとしたら、それこそ日本
  一の大きな山になる。が普通阿蘇山と呼ぶ時には、カルデラの中の火丘群が指される。根子岳、高岳、中岳、杵島岳、烏帽子岳の五岳である。

                                                                                                深田久弥 『日本百名山』 より抜粋
  


道の駅すごうで夜明けを迎え、いよいよ遠征3座目の阿蘇山です。
中岳・高岳・根子岳・烏帽子岳・ 杵島岳の 阿蘇五岳 を総称して「阿蘇山」と呼びます。

私達は仙酔尾根から最高峰の高岳と、噴火口の展望台・中岳をめざす。

道の駅は便利な存在。
「すごう」はガラガラでしたが隣の「波野」にはいっぱい駐車していました。
こっちの方が評判いいのかな。

 泊まった「すごう」の次の道の駅「波野」です
                          ▲ 仙酔峡登山口へ行く途中からの阿蘇山

高岳がだんだんと高くなってきました。
これから登る仙酔尾根も見えています。

手前の仏舎利塔が異様で、ちょっと浮いた存在です。
もう少し控えめにできないもんだろうか。
まっいっか。

 ぐっと近づきました

駐車場で朝食です。
おいちゃんは幕の内弁当、はらっぱは五目寿司。
五目寿司は具沢山でとっても美味しかったですよ。(昨夜大分市内で仕入れた)

スーパーで買ってきたお弁当の半分を食べました。
このほかお昼用にお赤飯と焼肉のお握り、アップルパイも買ったよ。
モリモリ食べて、気合を入れて登ろう。

▲ 朝ごはんです (^^

広い仙酔峡の登山口には、まだ何台もなく余裕です。
ここは仙酔峡RW(休止中)の下駅、阿蘇山東駅になってます。

花酔い橋を渡って、コンクリートの道を登って行くと鷲見平。
響きの良い名前ですね、花酔い橋。
で、花は何処にあるのかね?

ここから虎ヶ峰・鷲ヶ峰の岩峰が目立ちますね。

 花酔い橋を渡ります

鷲見平には多くの供養塔がありました。
鷲ヶ峰で命を落とした若者達の供養塔だそうです。

説明文によると、昭和4年に初登頂がなされて以来、九州における岩登りのゲレンデとして親しまれているが、熔岩や集塊岩の脆い岩質のため、遭難が後を絶たず九州の谷川岳と呼ばれている。

見るからに険しい岩場です。

 鷲見平の供養塔

ここに登山道の入り口がありました。
入山届けの箱があり、単票用紙でなく束ねた帳面になっていた。

山を覆い隠すほどに一面のミヤマキリシマですが、まだ硬い蕾。
たまに咲き始めた花や膨らんだ蕾があります。
残念ではありますが、これだけでも感無量ですよ。

これらが全部咲き揃ったら、山の斜面がピンク色になることでしょう。
いつの日か、機会があれば鑑賞したいものです。

 申し訳なさそうに咲いていたミヤマキリシマ

熔岩の尾根を登って行きます。
駐車場がずっと見通せて、徐々に小さくなっていきますよ。

小さな熔岩がコンクリートで固められたようにゴツゴツしています。
浮石がないので、歩き易いような歩き難いような。

誰が名付けたかバカ尾根と言うらしい。
最初っから最後まで登りっぱなしで、しかもだんだん急な斜面になるので名付けられた名誉の称号かもしれません。
誰が登ってもバカ尾根のようです。

 駐車場を振り返りながら登ります
                       でっかい岩ちっちゃい石 延々と登るのみ
                   愛知県岡崎から新幹線で遠征の若いカップルさん
                              ▲ 大分登ったけど道半ば
 チョッと休憩              ▲ よっこいしょ
 先が見えてきた       ▲ 稜線に近づくと道がザレて歩きにくい

稜線に出ると、左に天狗の舞台(高岳東峰)が見えます。
あそこは帰りに寄ることにして、まず高岳に向かいますね。

連休なのに、人は余りいません。
きょうは風も穏やか、静かな稜線ですね。

 稜線分岐に着きましたよん

                  ▲ 正面は高岳 右奥に中岳 阿蘇山はでっかいぞ〜広いぞ〜

 高岳にて         ▲ 阿蘇山の最高峰に立ちました

きょうは朝から快晴。

高岳からは360度の素晴らしい眺めの筈でしたが、運悪く黄砂のせいで遠くは見えません。
白く霞んでいますがね。

 高岳から中岳
                          ▲ 気持ちいい稜線で二人はらっぱ分身の術

明後日登る予定の九重連山も見える筈だったのに残念です。
中国大陸から飛んでくる

九州では黄砂の被害が深刻とのことでしたが、きょうは新宿でも黄砂が観測されたらしい。

 中岳さ〜ん、今から行くからね〜

中岳に行くと噴火口が見えます。
右の第一火口からはモコモコと噴煙が上っていますね。
昔観光で来て覗いたのは、左側の煙の出ていない噴火口なのかな?

阿蘇山の火口は新旧、大小取り混ぜてはっきりした数が分からないほど沢山あるそうです。
現在、未だに活動を続けているのは中岳の火口だけです。
火口の直径は約600m、深さ約130m。

 黄砂でこうさ (阿蘇山噴火口)
 もうすぐ中岳です、左に砂千里の登山道が見えています
 中岳からの展望、ここから先は侵入禁止区域ですよ





  パノラマ画像↑の□
  部分を拡大しました。
  (入山禁止区域)
 中岳山頂でセルフ撮り           ▲ 火口東展望所のアップ

噴火口の左に広がっているのが砂千里ヶ浜、その先が草千里でしょうか。
深田久弥はこの砂千里コースから登られたようです。

ここから登山規制区域に侵入して、RWに沿って仙酔峡へ下って行く(周回できるし、その方が楽だけど)人の姿が見えますが、良くないことです。

自己責任って言ったって、万一事故があったら迷惑かけるでしょ。

 注意書き  規制区域map

私達はいい子なので、引き返しますね(^^
SO2吸いたくないし。

さっき越えたばっかりの高岳が寥々たる山肌を晒しています。
浅間山に似た感じもするし。

 中岳側から見た高岳

阿蘇の山旅も後半戦に入っていきます。
高岳のコルからトラバース気味に月見小屋に下って天狗の舞台へ。



 月見小屋への分岐 (分岐には必ずこんな標識)             ▲ 珍しい熔岩?

誰にも会わない高岳の捲き道で、ビックリの出会い。
仙酔尾根で仲良しになった岡崎の若いカップルさんに再会です。
一緒に記念写真を撮ってもらってお別れしましたよ。
とっても感じの良いお二人。(2012年8月ゴールインしました)

彼らは新幹線で来て、昨日は高千穂峡に行ったようでした。
私達は、今日このあと行く予定ですけど ・・・

気をつけてね〜。

 嬉しい出会い

二人と別れたチンタラ隊は、月見小屋をめざして行きますよ。
ここは広い広い大鍋火口跡だそうです。

すぐ上の高岳から、休憩中のグループの嬌声が響いてきます。
今が青春のとき、若い男女グループのようです。

下から眺める高岳や天狗の舞台も素晴らしいですよ〜。
月見で一杯なんちゃって ・・・
小屋の横でお茶を一杯して、長めの休憩ののち天狗の舞台へ。

 広い大鍋火口跡を横断します
 月見小屋に着きました         ▲ 天狗の舞台か ・・・ なるへそ〜

ここにもミヤマキリシマの木が沢山あったので、咲いたら見事でしょう。
阿蘇有数のミヤマキリシマスポットらしい。

ミヤマキリシマの小枝を掻き分けて、稜線に上ると正面にゴツゴツの根子岳が聳えています。
同じ根子岳でも、志賀高原のそれとは山容がまるで違いますね。

ひときわ尖っているのが天狗岩だそうです。

 茶色の木が全部キリシマツツジです

天狗の舞台は想像以上に広くて、岩場の上とは思えない空間でした。
おいちゃんは屁っ放り腰であっちこっち覗き込んでいる。
危ないから止めなよ

展望をおかずに、まったりランチにしますね。

 稜線に上がれば天狗の舞台はすぐです
 天狗の舞台の端っこ (ゾクゾク感が堪らない)         ▲ 天狗の舞台より根子岳遠望

                         ▲ 天狗の舞台から派生する北尾根、鷲ヶ峰

分岐に戻り、朝登ってきた仙酔尾根を下りましょう。
下るときはバカ尾根ではありません。

 天狗の舞台の下です
                         仙酔尾根を下る

                  ▲ 数日後数週間後にはうしろの山が全部ピンクに染まるはず
                              初々しいミヤマキリシマ

登るときに目をつけておいた満開のミヤマキリシマ。
花酔い橋の手前で川を渡り、写真撮影に精を出す。
嬉しい〜。

駐車場は観光客で賑わっていましたが、例年に比べると少ないとのこと。
東北大震災を悼んで、ここ九州でも自粛ムードが拡がっていると聞く。

ちょっと肩身の狭い思い。
でも、元気のない東日本の分まで西日本には頑張ってもらいたい訳で。

 川を渡りますね
                     ▲ 一番奇麗に咲いてたミヤマキリシマ 

はらっぱソフトクリーム、おいちゃんは高原牛乳で火照った身体を冷やす。
それにしてもきょうは暑かったな〜。

阿蘇はいい山だった。
特に仙酔尾根は秀逸でした。

二人ともすっかり日焼けしてしまって、唇バリバリ。
今更ながら、リップクリームで手直しです(^^;
仙酔峡温泉・かんぽの宿阿蘇で汗を流して、高千穂峡へ移動します。

 駐車場に帰ってきました
 かんぽの宿阿蘇      ▲ 阿蘇山麓の牧場 (高千穂峡へ移動中)

日本百選の名瀑です。
そのまんま東が知事選に立候補の際「神の声」を聞いたといわれる場所。
これはちょっと眉ツバもんですけどね。

日本屈指のパワースポットとのPRが功を奏して、年配者よりも若い人達でいっぱいだった。

 
                                       高千穂峡

近くの道の駅で夕食を食べようと寄ったのに、5時で終了とのこと。
他にはお店が見当たらない。
明るいうちに祖母山の登山口まで入りたいし。(悪路と聞いていたので)

持参のアルファ米のかやくご飯と赤飯を作り、ホタテの煮付や沢庵、自家製らっきょ、ウインナ、トマト等々超豪華メニュー(?)
食後にコーヒー、おいちゃんは食前焼酎食後梅酒で飲んだくれる。

両隣が単独男性で、一人は成田からみえた同年輩♂だった。
明日は祖母山の山開きらしく、近場の常連さんが多いようでしたね。

 祖母山北谷コース登山口
 超豪華な夕食準備中        ▲ 道中咲いていたアズマシャクナゲ


  この地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図を使用したものである

  阿蘇山の場所           

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