2012.05.26                        K2Couple No.0366

飯縄山
いいづなやま (群馬県)
1,917m
花を探して北信の山へ

コース最大標高差 : 700
コース累積標高差(+) : 860
コース累積標高差(−) : 860
コース距離 : 13.8 km
行動時間 : 6'40"

               * 距離と最大標高差・累積標高差は GARMIN GPS data です

 高妻山がきれ〜 (スキー場ゲレンデから)

   ■5:25 = 藤岡IC = 須坂長野東IC = 7:55中社スキー場p
   中社スキー場p 8:10 - 8:25西登山道登山口 - 9:00
萱の宮鳥居 - (L1) - 10:25南登山道合流 - 10:30飯綱神社 - 10:50飯縄山(L2)11:30 -
   12:40瑪瑙山(メノウ)12:45 - (L3) - 13:30怪無山(ケナシ)コル - 14:10飯縄山分岐 - 14:50中社スキー場p
   
中社スキー場p14:55神告げ温泉16:05 = 須坂IC = 藤岡IC = 18:30


 先週は突然のクライミングだったので、今週は無条件ではらっぱの希望を尊重することにした。
 花と展望の山、飯縄山に行くというのを聞かされたのが、前夜遅くになってからだった。
 12時過ぎになって慌てて布団に入る。

 おいちゃんは出発予定の時刻(am5時)になっても起きてこないので、起こして簡単な朝食を食べさせて出発します。
 群馬県は朝から晴れて、西上州も妙義山も綺麗に見えているし、軽井沢も晴れていたのよ。
 長野も予報はなの、ワクワクしながら八風山トンネルを抜けると思いっきり ガックシ。
 辺り一面真っ白け〜 ・・・ 何も見えません。
 ラジオから流れてきたのは、佐久地方と上越中越下越地方には濃霧注意報が出てます ・・・ だって。
 淡い期待を胸に向かった長野市も真っ白でした。


いつもなら更埴まで行くと飯縄山が見えるのに、山がないの。
登ってる間に晴れるよ ・・・ と強気で登山口に向かいます。

戸隠バードラインが新緑で美しい。

 戸隠バードライン

戸隠のこの辺りは初めてなので、勝手わからず適当に進む。
三本杉の横を通り、戸隠中社の駐車場に入って観光案内の地図で現在地を確認します。

西登山道はどこだ?
神告げ温泉めがけて車を廻したら、中社スキー場の駐車場が登山者用に解放されているようだった。

 三本杉?             ▲ 観光案内図

駐車場には先客グループが1台だけ。
あまり登られないコースなんだろうか。

スキー場の駐車場には、超綺麗なトイレがありました。

 中社スキー場
 神告げ温泉 (帰りに寄りますね)             ▲ ちびっ子忍者村

初めは、林道を歩きます。
神告げ温泉の前を通り過ぎ、ちびっ子忍者村をちょっと覗いてみる。
日光江戸村の戸隠versionなんだろうな。

道端の花を見ながらチンタラ歩いたら、西登山口がありました。
ここはショートカットの新道で、この先に旧道があるらしい。
林の中の道は、腐葉土が堆積して歩きやすく気持ちが良い。
車が走れるくらいの幅があります。

20分ほどで旧道と合流。

 登山口の前に駐車スペースあり

「ボボッ・ボボッ」と鳴くのは、ブッポウソウでしょうかね。
花はスミレが咲いてるものの、マイヅルソウやマルバフユイチゴなどまだ葉っぱだけのものが多い。
左の樹林を透かして、周回する予定の怪無山や瑪瑙山が見えてきます。
瑪瑙山はメノウ山と読むそうです。

林道を横切り、鳥居をくぐって萱の宮にお参り。
徐々に傾斜が増して登山道らしくなります。
黒土の急斜面は滑った跡が多い。

 ふかふかの優しい登山道
 ツバメオモト               ▲ 萱の宮

 
         ▲ ツルシキミ            ▲ イワカガミの蕾              ヒメイチゲ               ミヤマヤナギ
 ガスで冴えない登り            ▲ シロバナエンレイソウ

立ち木が少なくなり、クマザサの道は高妻山や黒姫山に似ている。
振り返れば戸隠連峰のゴツゴツが見えるはずですが、叶わず。
ガスが溜まっていて流れないので、きょうは駄目かも。

それでも、中社の周りの家並みが見えたり隠れたり。
稜線らしき尾根に上がれば、ガスの間に飯綱高原が見えたり隠れたり。

おいちゃんをここに連れてきたことに、責任を感じ始めるはらっぱ です。
こんなはずじゃなかった訳で。

 何も見えないんですけど

急なイワイワの道が出てきます。
これを乗り越えれば再び笹の道が続く。
大岩に腰掛けて休憩しますね。

晴れれば素晴らしい展望が広がっているはずの尾根上ですが、山頂方面を見上げてもガスで見えたり隠れたりしています。
晴れろ〜っ

 こんなところもあります        ▲ 山頂を前に気がもめるはらっぱ
                                 ▲ 青空っぽいけど                                    ▲ 石仏

南登山道と合流しましたから、山頂はもうすぐです。

飯縄山への登山道は、@一ノ鳥居コース(南登山道) A中社コース(西登山道) B瑪瑙山コース C霊仙寺山コースの4本。
私達はAを登ってBを下ります。

きょうは薄曇りだったのが幸いして、あまり暑くなくて良かった。
それでも、はらっぱの背中は汗でびっしょりと濡れちゃいましたよ。

 南登山道との合流点

僅かで飯縄大明神でした。
鳥居があります。

山頂まではもう一息です。

 飯縄大明神

更に少し登ると、右側一段下には赤い屋根の飯縄神社の社を見て南峰着。
飯縄山は双耳峰っぽくなっていて、飯縄神社の上が南峰で北峰までは標高差も少なく遊び歩きできます。

何にも見えないし、南峰はスルー。
いったん下ってトイレブースを見て、南峰から15分ほどで北峰山頂です。

ガスの中にすっぽり入っているので、肌寒い。

 立ち並ぶ祠
 南峰         ▲ トイレブース                 ガスを掻き分け北峰へ

山頂には立派過ぎる標識と方位盤がありました。
こんなに見えるんかな ・・・ 360°有名な山名が並んでいますよ。
ちょっと残念です。

あっ出てきた〜
ガスが切れてどっかの山が見えましたが、あっという間のできごと
辛抱強く待ってれば晴れるかもね。

 山頂              ▲ 見えた〜
 こんなに見える訳ね               ▲ 方位盤

広い山頂で晴れるのを期待しながら、ゆっくりランチしますね。
少し雲が切れたかと思ったら、また直ぐに真っ白け〜。
40分も待ったけど、諦めて下ることにした。

ガスっていなければ、戸隠連峰はもちろん高妻・黒姫、志賀高原や頚城アルプスが見えるのに。
長野市街地の上に、北アルプスもド〜ンと見えるんだって。

山頂の空気が冷たいと思ったら、日陰にはまだ雪が残っていた。

 広い山頂で

瑪瑙山方面に下ると直ぐに雪田があり、霊仙寺山の分岐標識があったが、倒れた笹に隠れてそれらしきものは見当たらなかった。

ぎゃ〜。
んっ、どうしたんだ
前!前!見てみ!山が山が出てきた
急斜面を下り始めたその時に、頚城の山が徐々に姿を見せ始めたのだ。
うわ〜、素晴らしいドラマの始まりです。
重く垂れ込めたガスを切り裂いて、まだ雪で真っ白な焼山が出て、火打が出て ・・・
左に高く聳えるのは高妻山、そして戸隠山も。

 諦めかけたその時に

                                      ▲ 戸隠、高妻と頚城の山
                                   ▲ 焼山と火打山のクローズアップ
 満足の下山路             ▲ オオヤマザクラ

急下りなので歩きながら見るのは危険なので、立ち止まってばかりで全然進みません。
ずっと見ていても、見飽きない眺めですよ。
ガスから突然現れた山の絵ですから、感慨もひとしお。

足元を見れば見たで、お花さんも誘惑してきます。
山やお花の写真を撮りながら、鞍部に下りて瑪瑙山に登り返します。

 高妻山

瑪瑙山までは100m程度の登り返しですが、これが気持ちの良い道です。
相変わらず、だらだら歩きの二人。

こんないいコースなのに、何で誰もいないんだろうか。
このコースを選んだはらっぱは、午前中とは様変わりして「どや顔」です。
君の選択は間違ってなかったです、ハイ。


 白樺も笹も気持ちよく           ▲ 戸隠山の左に北ア
 白い枝がシンボリック             ▲ ムラサキヤシオ

 
       ▲ ミツバオウレン            ニシキゴロモ(白)          ニシキゴロモ(紫)
 
      ▲ ショウジョウバカマ           アカミノイヌツゲ          アカバナエンレイソウ

 さっきまで居た飯縄山も綺麗に見えています              ▲ 瑪瑙山へ
 瑪瑙山の山頂              ▲ コミヤマスミレ

瑪瑙山の山頂は、スキー場のリフトトップになっている。
ゲレンデを下ってもいいのだが、登山道を下ります。
が、直ぐにゲレンデ内に突入。

ここからのゲレンデ下りも気持ちがいいですねえ。
キクザキイチゲもいっぱい咲いてるし。
映画の中のワンシーンに飛び込んだみたいな気分ですよ。
あまりにも気持ちがいいので、緊急おやつ休憩しますね。

殆んどの人は南登山道のピストンで、こっちに下る人は余りいないみたい。
この斜面のダウンヒルは、さぞ気持ちいいことでしょう。

 スキー場のゲレンデに入る

 
                                ▲ スキーゲレンデに咲くキクザキイチゲ
                       ▲ 何度も眺めた頚城の山 (焼山&火打山)
                           ▲ 展望を楽しむおやつ休憩
                           ▲ 戸隠山を正面に贅沢な帰り道

 怪無山の捲き道に入る         ▲ 小沢でリュウキンカ見っけ

 

       オオタチツボスミレ          フイリミヤマスミレ            シハイスミレ               フッキソウ

 
     ▲ クルマバツクバネソウ          ▲ コキンバイ               ネコノメソウ               リュウキンカ
 
        ▲ ユキザサ              ヤマエンゴサク             ▲ クルマムグラ              ズダヤクシュ

ゲレンデの最下部(瑪瑙山と怪無山のコル)からは、怪無山を左に捲いて下って行きます。
捲き道というよりも、沢を隔てて対岸を下るようになる。

スミレ、フッキソウ、リュウキンカなどなど、次々と花が咲いています。
なかなか先に進みません。

十字路の分岐を中社に向かうと、用水路沿いの長閑な道になります。

 飯縄山・瑪瑙山・中社ゲレンデの分岐

                ▲ 水路の爽やかなせせらぎを聞きながら、花の楽園にしゃがみっ放し
                      ▲ リュウキンカとニリンソウの群落が延々と続く

そして、この用水路沿いは、わんさかわんさか ・・・
途切れることのないフラワーロードだったのです。

「凄い!」「綺麗!」を何度も口走るはらっぱ。
群落すぎ。
しゃがみっ放し。
何度も立ちくらみするおいちゃん。(血圧低いし)

こんなに感動したのは、佐渡の花園以来かも知れません。

 ニリンソウの道を行く
 タチカメバソウもいっぱい咲いてた       ▲ おいちゃんも、しゃがんだっきりだし
 水に頭を垂れるニリンソウ            ▲ 水辺のリュウキンカ
 この花も群生すればパワーアップ              ▲ リュウキンカ

ニリンソウとリュウキンカとタチカメバソウの群落に満足して、用水路は終る。

スキーゲレンデに出て、まだ花を探すはらっぱ。
おいちゃんはワラビをゲット、5本(^^;

戸隠山のギザギザが「道草しないで早く帰んな」って言ってるようでした。

実は、北信の山は私にとって苦い思い出があるのです。
今回はこの嫌な思い出を払拭したいと思って、飯縄山に来たのでした。
飯縄山は、そんないやな過去を忘れさせる素晴らしい山でしたよ。

 道草はらっぱ
 
      ▲ ラショウモンカズラ           オクヤマガラシ             フデリンドウ              ウマノアシガタ

温泉は駐車場から1分。
神告げの湯にします。

店員さんのお薦めもあり、ここで戸隠蕎麦を食べることにしました。
お風呂と蕎麦のセット価格です(^^
蕎麦に関して特にこだわりもないから、一箇所で済むしね。

帰りは何処のICから入るか迷いましたが、往路と同じ須坂ICになった。
順調に走れた。

 戸隠と言えば、蕎麦と忍法

  この地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図を使用したものである

   飯縄山の場所           

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