2012.07.07                       K2Couple No.0353

大雪山/旭岳
たいせつざん あさひだけ (北海道)
2,291m
北海道の屋根はガスガスでして

コース最大標高差 : 710
コース累積標高差(+) : 860
コース累積標高差(−) : 860
コース距離 : 7.5 km
行動時間 : 6'45"

               * 距離と最大標高差・累積標高差は GARMIN GPS data です

▲ すがたみ周辺のお花畑

  6:10= 藤岡IC = 新潟亀田IC = 9:20新潟港フェリーターミナル10:30 〜 4:30小樽港・小樽運河5:00 = 小樽IC = 旭川鷹栖IC =
  忠別湖 = 7:35望郷之碑(BF)8:00 = 8:25旭岳温泉
  
旭岳温泉p 8:35 - 8:40旭岳RW8:45 ≠ 8:55すがたみ駅9:00 - 9:10夫婦池 - 9:30姿見ノ池 - 11:30旭岳(L)12:30 - 14:00姿見ノ池14:05 -
  14:40旭岳RW14:45 14:55食事15:15 - 15:20旭岳温泉p

  旭岳温泉p15:25 = 15:25グランドホテル大雪16:40 = 愛別IC = 上川層雲峡IC = 18:40層雲峡温泉p


  旭岳温泉 グランドホテル大雪 (¥600)


  大雪山国立公園は十勝や石狩の連峰も含んでいるが、私はここでは元のヌタクカムウシュベ、つまり旭岳を中心とする火山群に局限する。
  その火山群とは、北鎮、白雲、北海、凌雲、比布、愛別、その他の峰であって、すべて二千米を越える。
  北海道で二千米は貴重な存在であって、この一群は北海道のどまん中を占め、文字通り北海道の屋根をなしているのである。
  この山群へ登るには、普通三つの口がある。
  層雲峡と愛別渓と湧駒別。
  いずれも豊富な温泉が湧いている。(中略)
  層雲峡に比べると、他の二つの登山口はまだ素朴である。
  湧駒別からの登り始めの、深々とした針葉樹林には誰しも眼を見張る。
  この樹林の上にスックとそびえ立つ旭岳は、この上なく美しく気高い。
  北海道の最高地点たるに恥じない。
  その林の中を歩いて、天女ヶ原という気持ちのいい湿地を過ぎると、勾配の急な坂道になり、やがて樹林帯を抜けて姿見の池へ出る。
  旭岳のすぐ下にある美しい池で、正面の大爆裂火口は荒々しい岩壁となり、そこから流れ出た地獄谷には諸所に白い噴煙があがっている。
  湧駒別の浴客はこのへんまで遊びに来るらしい。
  それから先、爆裂火口の南縁をなす稜線を頂上目ざして一途の急坂になる。
  おまけに足元がガラガラの噴出物の砂礫だから歩きにくい。
  幾度も立留まって息を入れながら登るにつれて、雄大な景色が展けてくる。
  忠別川を距てて向うに伸び伸びと拡がった高根ヶ原、まるで山上の大グラウンドのようである。
  見おろすと、樹林で覆われた広い平、その緑の間に、小さな沼が幾つも光っている。
  内地の山に比べて途方もなくスケールの大きいことを、ここに来て初めて登山者は感得する。
  私が旭岳の頂上に立った日は絶好の秋晴れで、大雪、・十勝・石狩の連山はもちろん指呼の内にあり、遠く、阿寒・知床や、手塩や、夕張や増毛や、北海
  道の主な山をほとんど眺めることが出来た。


                                                                                                深田久弥 『日本百名山』 より抜粋


来年こそ絶対に行こうと話していた北海道遠征が現実となった。
テへへ ・・・ 実は結婚40周年のメモリアルイベントと言う訳で。
その割には地味ですけど(^^;

北海道は初めてなので、先ずは道内最高峰の大雪山に行くことにしました。
新日本海フェリーで往復する計画ですから、新潟へ。

 このトンネルを抜ければ新潟県

あまり良い天気とは言えませんが、雨が降らないだけましかな。
というか、北海道の天気さえ良ければ ・・・ と秘かに期待しています。

船は定刻に出航。
幸い海はベタ凪で、2万トン級のフェリーは揺れることもありません。
昼食を食べてから船内をウロウロ偵察します。

 フェリーに乗船しますね
 デッキにて         ▲ カモメも小樽まで行くのかな?

ビンゴゲームに参加したら、はらっぱは5番目くらいにBINGO!
景品のソフトクリーム券をゲット(幸先いいよ)。
次はキーボードの演奏を聴きまして、そのあとゴロ寝。

船から眺めたかったサンセットは、残念ながら見られません。
同室になった札幌ご夫妻や、学会で札幌に行く青年と意気投合。
夕食はレストランで5人一緒にテーブルを囲みます。
お風呂も一緒で楽しいよ。

札幌のMご夫妻は、東北の山々を登った帰りです。
18時間の長い船旅でしたが、おかげ様で楽しく過ごすことができました。

 BINGOゲームの景品ゲット

さて小樽港に着いた私達は、早朝の運河を散歩しましょう。

今は観光地化しているが、昔は荷物の積み降ろしで賑わったのだろう。
どっしりした重厚な倉庫が建ち並び、往年の繁栄が偲ばれる。
中はお店になったりしているらしいが、もちろんこの時間だからクローズ。

人影まばらな河岸を一区間歩いてみる。

 小樽運河
 ガス灯        ▲ 夜景はどんなんか見てみたいな

小樽ICから札幌道・道央道を繋いで旭川鷹栖ICで降りる。
野幌PAのコンビニで食料を調達しておきます。

めざすは旭岳温泉。
山間の公園(望郷之碑)でカップラーメンの朝食です。
長野県から入植した人たちの部落が、忠別ダム事業で水没したとの記述。
最果ての荒野に入植して、夢を見ながらも苦労の連続だったんだろうな。

空気は涼しく感じますが、照りつける紫外線は容赦ない。

 望郷之碑公園でB.F.

旭岳RWの有料駐車場の下に、広い無料駐車場があった。
週末なので、空きスペースは数台分だけですよ。
さすが百名山ですね、本土の車が多いようにみえます。

観光客に混ざってロープウェイでピストンです。
旭岳RWは、往復2800円って高すぎだよ。(トップシーズン料金)
文字通り「足元を見られた」って感じね(^^;

RWの終点「すがたみ駅」へ。

 旭岳RW駅に向かう

RWを降りたら直ぐに残雪が出迎えてくれました。
ガスも

姿見平を時計廻りして、姿見ノ池まで散策モードですね。
イワブクロやエゾノツガザクラなどの花が咲いています。
夫婦池や姿見ノ池には、まだ雪が残っていますが、思ってたより全然少なかった。

 すり鉢池                鏡池
                       ▲ 上の二つを合わせて夫婦池と言うらしい

        ▲ ミツバオウレン               コガネギク               マルバシモツケ
 エゾノツガザクラ             アオノツガザクラ
 イワブクロ            ▲ なみだちょちょぎれ
 エゾイソツツジ             ▲ ミヤマリンドウ
 姿見ノ池              ▲ 大雪の鐘

姿見ノ池もガスったり晴れたりして気まぐれです。
山頂は雲に覆われ、残念ながら逆さ旭岳は見られませんでした。
姿見とは大雪旭の姿を池に映して見ると言うことらしいが、旭岳が見えないのに、逆さは無理ってこと。

散策路から登山道に入ると、徐々に花がなくなり砂礫と岩ゴロの歩きにくい道になります。
ゴーゴーと電車が走るような音が聞こえてくると、地獄谷の噴気孔から蒸気が幾つも立ち昇っているのが見えます。
旭岳は活動中です。

 とりあえず行って来るか(^^; ねっ

 地獄谷の噴気活動              ▲ 砂礫を登る
 ヒメイワタデ               ▲ イワヒゲ

高度を上げるにつれて益々ガスが濃くなり、ただひたすら足元を見つめて登る無我の境地に入ります。
花はないし登っても意味ないようなものですが、何故か登るんだよな。

疲れて岩に腰掛けていると、後続者もまねっこ休みします(^^
ザレた道をジグザグと進み、ついに山頂かと思ったらニセ金庫岩でした。


 おっ見えてきた              ▲ まだかいな

すぐに正方形の金庫岩(私ならサイコロ岩って命名するな)があり、ひと頑張りで広い山頂広場に着きました。
北海道の屋根はガスガスだったぜ〜。

山頂周辺は広いお花畑です。
咲いていたのはメアカンキンバイとキバナシャクナゲばかりですけどね。
斜面にちりばめたように咲いていました。

 旭岳山頂
 メアカンキンバイ             ▲ キバナシャクナゲ

コンビニで買ってきた鮭の が美味しい。
直ぐ目の前の間宮岳さえスッキリ見えないのが、唯一心残りです。

雲が流れて一瞬稜線が見えたものの、チャンと姿を現しません。
ちょっとの間だけでも全部見せてもらえませんかね〜。
はるばる群馬から仕事休んで来たんですけど ・・・

お願いしても聞いてもらえそうもないので、諦めて下山します。
しょぼくれたぜ〜。

 間宮岳方面がサ〜と見えた
 山頂で記念写真             ▲ おいらは帰るし

ピストンなので帰りも特に目新しいものはない訳で。
土の色、砂礫の色が赤、黒、灰、黄、白と変化してゆくのが面白い。
足元ばっかり見てるから。

岩の間の厳しい環境でも、スクスク育つ元気な花もある。
あんた、たくましいね〜。


 ひたすら登ってひたすら下りる            ▲ チシマクモマグサ
 上空は晴れているのに

            ▲ ガンガン下り

 旭岳の山容がイメージできないし           ▲ あんたも休みなしやね〜

本当は裾合平へ周回したかったのですが、気合入らずピストンです。
でもさすが百名山だ、天気が悪くても次々と登ってきますよ。

ありっ、いつの間にかガスは霧雨に変わって濡れ濡れです。
カッパを出して先を急ぐ。
姿見ノ池、大雪の鐘はスルーして、RW駅へ駆け込みましょうね

 何処だったか忘れた
                               ▲ もう一度姿見ノ池を見下ろして

池を過ぎて快調に前を歩いていたはらっぱが急ブレーキを掛けます。
アイサイト付きなので追突はしませんが、危ないじゃないか。

見て見て!
そこは、エゾコザクラやチングルマの大群落です。
山頂方面の雲はもうどうでもいいし、せめて最後のお花畑が嬉しかった。

みんな急ぎ足なのに、K2隊だけしゃがみ込んでいます(^^;

 最後のご褒美
 エゾコザクラ              ▲ チングルマ
 ジムカデ             ▲ ウコンウツギ

                                  何気に山も明るくなったような


すがたみ駅に着くと同時にRWに乗り込みました
待ち時間ゼロ。

下の駅レストランで暖かいうどんを注文。
ここで食べてもいいですか?
いいですよってことなので、うどんはいっこだけに変更。
きのこが沢山入った美味しいうどんでした。

細かい氷がいっぱいあったので、おいちゃんはペットボトルに詰めている。
支払いのときに良く見たら、「ペットボトルに入れないでください」貼紙(^^;
他にお客さんは一人も居なかったから勘弁して!

 RW駅の気象情報

 旭岳RW          ▲ 車はほとんどなくなってた

湯元湧駒荘に行ったら、駐車場はバスや乗用車で満車状態です。
ゆっくり温泉に入りたいので、反対側のGホテル大雪にしました。
こちらには車もなく、ひっそりとしています。

一人でのんびりしていると、地元の方が入ってきて、「湧駒荘はお風呂が新しくなって綺麗」なんだとか。
泉質は一緒だと思うし、フロントの人も感じが良かったのに ・・・

のびのびゆったり温泉に入れて良かった。

 グランドホテル大雪の露天風呂(hpより)

湯上りのまったり感に浸って、きょうの寝場所の層雲峡へ移動しますね。
ナビを頼りに当麻の町を抜け、高速の無料区間を走って一時間半。

コンビニで明日の食料確保。

お目当ての層雲峡は素敵な温泉地でした。
温泉街の無料駐車場に車を停めて周辺を散策。
中心に飲食店やペンションがあって、それを取り囲むように大きなホテルが建っている。

 層雲峡手前から大雪の山
 柱状節理の岩肌

            層雲峡温泉駐車場

群馬の温泉地とは全く雰囲気が違い、何気にモダンな温泉街です。
近くの登山軒(中華料理ラーメン屋さん)で夕食にします。
野菜炒め定食と餃子がとっても美味しかった。

車に戻って気が付いたが、駐車場が傾斜していて車中泊には不向き。
下にある二階建て駐車場(トイレ完備)に移動して、眠りに就く。
北海道で迎える初めての夜だ。

 層雲峡案内板とビジターセンター             モダンな温泉街


  この地図は、国土地理院発行の2万5千分の1地形図を使用したものである

   旭岳の場所            

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