2003.02.25   K2Couple No.0078

湯の丸山
ゆのまるやま (群馬県・長野県)
2,101m
標高差 370m
非力なK2は烏帽子敗退...そして湯の丸へ

  ■6:50 = 藤岡IC = 小諸IC = 8:30地蔵峠p
  地蔵峠p8:45 - 9:20中分岐9:25 - 10:15烏帽子峠10:25 - 11:35烏帽子岳
  稜線直下敗退 - 12:00烏帽子峠 - 12:15(L)12:40 - 13:50
湯の丸南峰
  14:00 - 14:30つつじ平(遭難防止の鐘)14:35 - 15:10地蔵峠p (湯の丸
  高原ホテル)
  地蔵峠p16:00 = 小諸IC = 藤岡IC = 17:30■
湯の丸高原ホテル (¥500)
▲ 烏帽子よりあっちのが楽そうだよ 湯の丸山を振り返る


  湯の丸山は、群馬・長野県境にある。ここのレンゲツツジの大群落は特に、群馬県の天然記念物に指定されている。毎年6月第3日曜のツツジ祭りの時は
  地蔵峠は車と人でいっぱいになる。山麓に鹿沢温泉が湧くことから古くは湯の元山といった。となりの烏帽子岳とともに全山輝石安山岩からなっている。烏
  帽子岳は、湯の丸山の西方にあるピラミッド型の山で、長野県真田町と、東部町にまたがり、地蔵峠からのコースが登りやすい。頂上付近にはエゾリンドウ
  が多い。ここでは、牛が寝た姿の鈍重な湯の丸と、鋭角で優美な烏帽子の両山に登り、上州側と信州側のすばらしい風景を満喫したい。


                                                                                             上毛新聞社 『群馬の山歩き130選』 より

昨日は平地でも雪が降ったので、気合を入れて出かける。

群馬側は妙義も白く染まり、胸を躍らせて八風山トンネルを抜けると、浅間山塊はすっぽりと雲に覆われていた。
うちの亭主は簡単にへこむ。

地蔵峠は閑散としていてどこでも停められるのに、何故か隅っこに車がかたまっているので真似をして停めてしまう意気地なしだった。

 地蔵峠 

つつじ平への道を分ける中分岐から湯の丸山を巻いて烏帽子のコルに至るルートは、カラマツの枝の雪が薄日を浴びて鮮やかに浮かび上がったりしていた。

カラマツ林が幻想的な世界を創造します。

 中分岐
                         白銀のカラマツがきれいだったよ









 無雪期よりも急斜面に見える
 トラバースを過ぎ、烏帽子と湯
 の丸のコルに着いた時には、
 再び視界がなくなります。

 風はありません。

 烏帽子コルにさしかかる      ▲ カラマツの上に烏帽子稜線
 コル             コルから烏帽子へ

 烏帽子岳東尾根を直登気味にトレースを辿ると、
 先行していた4人Partyが視界に入ります。
 腰くらいまで雪に埋もれて悪戦苦闘していた。

 追いついたのは、まさに彼らが諦めて引き返す
 ところだった。
 う〜ん、こりゃやばいぞ。


         けっこう雪あるし             トレースを辿れば楽チン

こうなったら、自力で登るしかないのか。
直登は無理と見て、ルートを夏道沿いにずらして少しばかり前進するがすぐにいやになった。
男4人が諦めたのを、軟弱夫婦が前進できる筈もない。

ワカンを着けてみても、あまり効果はなく疲れるだけな訳で ・・・

見上げる稜線に心を残して、引き返すことにした。
奇麗な雪景色見たから、もう満足です。

 ラッキー 晴れてきたよ 

 
           敗退地点で                諦めて湯の丸山へ              あとは呑気に行くべえ

 
 引き返す途中で全貌を現した烏帽子岳(右端) 

コルに逃げ帰ってきたら、烏帽子のガスが取れています。
まっ、晴れていてもあの雪じゃ無理だもんね。

4人partyが休んでいました。
本当は彼らにもっとガンバって欲しかったんだけどね。
他人に頼る気にばかりなっているK2隊です(^^;

 どっちかと言うと逃げ足は速いほうですがね

烏帽子峠から湯の丸山にちょっと登った木の陰でおいちゃんが雪を踏み固めていると「大変ですね〜」と声をかけて4人が登って行った。
大変たって、男だからそれぐらい当たり前だよね。

風を避けてランチタイムですよ。
火傷しそうな熱いうどんを食べて身体を温める。

 腹減ったしお昼にしようよ

湯の丸山の登りは、トップをはらっぱさんに譲ります。

雪に足をとられ股までもぐり、蟻地獄状態に陥ってふてくされマミになる。
もがいても全然進まない後姿を見ていて可笑しかった。

 元気回復

湯の丸山頂で写真を撮ります。
山頂から浅間山方面が見渡せる。

青空の下にくっきりと姿を現した烏帽子岳を振り返えると、いとおしいトレースは稜線までもう少しの所まで伸びていた。

 湯の丸山頂 

例の4人Partyは、ワカンを装備していないメンバーがいるとかで、烏帽子のコルに引き返していった。

私達は、つつじ平の遭難防止の鐘をめがけて一気に下ります。

 南斜面の下りは快調 

鐘から先のだらだら道も案外雪深く、鎖に繋がれた囚人のような重い足取りで、ハードだった一日の終りを一歩ずつ刻んで行く。

雪化粧したカラマツの端正な美しさに囲まれるだけでも充分であるのに、自然が織りなす白い雪の造形が楽しかった。

湯の丸高原ホテルの風呂で、雪まみれの奮闘を思い起しながら、酷使した足を優しくいたわるのだった。

 つつじ平(遭難防止の鐘)から湯の丸山 

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